

東山植物園でのバッチフラワーに使われている植物、定点観察会。ではありますが、
その道すがら
ちゃんと、河津桜やマンサクやピンクのネコヤナギも楽しんでますよ~
「法則」が見えるのです、どんな植物にも共通する。
地味な植物を定点観察することによって、、、
3/9に行われた観察会のご報告と、次回のご案内を、記事の下に載せています。
BFRP東海の植物観察会、ぜひ、お気軽にご一緒しませんか?「陽が差したり、曇ったり、風の冷たい東山植物園にて今シーズン初めての植物観察会でした。
オークの葉が変容した、茶色の鱗のようなものに何重にも守られた冬芽(芽鱗)はまだ固いです。

先端から枝をたどると、横に数本のしわが寄ったような筋(芽鱗痕)が見られます。
これは去年の先端の冬芽の痕です。
そこからどのように小枝が広がり、花と葉が展開し、
今に至るのか遡って想像してみると、これからの生長のプロセスに胸が躍ります。
太い枝から思い思いの方向に伸びる小枝は、まるで多くの人が両手を挙げて楽しげに踊っているようにも見えました。
芽鱗、芽鱗痕…
「難しい言葉ね、専門的すぎやしないかしら?」

いえいえ
「ここのこのこうなっているこれ」
説明するのが困難な物事に「名前」があるってありがたいです。
このもやもやした気持ち…この怒りの辛さ…
それがレメディで説明できた時の安堵感に似ています。
名前がつくと、認識できる。すっきりして気持ちがいいです。
エルムの枝の芽鱗痕をたどると、1年前、2年前…
出会った頃の大きさが目に見えました。
切られて矯められたバインの寒々した姿。

「拡張の前には収縮が必要なように、成長するためには型にはめられることも必要なのよ」と。
私たちの成長について考えずにはいられませんでした。
剪定がきつかったハニーサックルも芽吹き、
アスペンの芽は膨らみ、若い枝のなんて白くて美しいこと。

ビーチの冬芽は細長くとがり、小枝の長さはほとんど変わっていない印象でしたが前年のスケッチと芽鱗痕から、明らかに生長が見られました。
ああ嬉しい!



ホワイトチェストナットの冬芽の樹脂のベタベタはあまりなく、頭頂芽だけではなく、葉痕のすぐ上に豆のような芽が確認できました。オークやスイートチェストナットにも。

葉がついていた頃を想像してみてください。
葉痕の上…
それは、つまり葉腋に新芽が出るという共通の法則ではないでしょうか。
葉が茂っている頃、落葉の頃、何度も目にしていたはずですが、見えていなかったのですね。
何度も繰り返し観察をし続けることで、不意に植物の開示された秘密に気付くことができる。
その瞬間の喜び。

チェリープラムは去年の今頃は開花が始まっていましたが、ふた花、淡い桃色の蕾を膨らませているだけでした。
浄化の光を見られるのは、もう少し先のようです。
何年も何十年も同じパターンで繰り返すけれど、今年の生長はただ一つの姿。
開花の瞬間も、今年だけの生長過程も全て、しっかりと目に焼き付けたいですね。
次回ご一緒に! text by O Chan 」 photo つゆ草
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第14回植物観察会
場所 名古屋市東山動植物園 植物園エリア
(駐車場有り、地下鉄東山線「東山公園駅」下車徒歩15分)
日時 3月 31日 金曜日 10:30 植物園内 植物会館前集合
14:30 解散予定
※雨天の場合:中止(前日20時頃メーリングでお知らせ)
※小雨の場合 : スケッチなし観察のみ(当日午前7時頃メーリングでお知らせ)
定員 15名程度
参加費 なし (入園料500円を各自で払い入園します)
持ち物 スケッチブック・色鉛筆・お弁当・ピクニックシート
ルーペ(持っている方)
内容 バッチフラワーに関する植物を観察しスケッチします。
植物園内で観る事が出来る植物
カラマツ(ラーチ)・トチノキ(ホワイトチェストナット)・アスペン
クラブアップル・オウシュウナラ(オーク)・ホーンビーム等約20種
※少し山道も歩きますので、歩きやすい服装・靴でお越しください。
☆お問い合わせ・申し込み先: Eメール bach38tokai@yahoo.co.jp (BFRP東海: 嶋崎)
みなさまのご参加をお待ちしています。
BFRP東海植物観察会: 担当 嶋崎