5月26、27日の両日、東京より講師の丹羽敏雄先生をお迎えして、
特別講座「百合と薔薇」~ゲーテ=シュタイナー的植物観察法~を開催し、たくさんの受講生の方々にご参加いただき、無事講座を終了致しました。
「星々と木々」でも人気だった丹羽敏雄先生


「百合と薔薇」とは昨年暮れに出版された丹羽先生の著書です。
自然界に開示された「秘密」を探求する植物観察の学びを、易しく語りかけていただく講座では私たちを「植物の叡智に満ちた世界」へと誘っていただきました。
~格調高い「百合」。 ふだんこんなに近くでじっくり見ることがないかも・・・という声が聞かれました
~原種に近い「一重のバラ」。 ふだんはあまり目にすることがありませんね。

こちらは野ばら
会場にはタイトルにある「百合」と「薔薇」。そして、本に出てくる「ひまわり」などがお出迎え。いつもより華やかな会場となりました。

自分が向き合う花を決めたら「観察」スタート!


まずは先生から伺った観察のポイントをしっかり守って?植物を観るところから始めます。これがなかなか難しい・・・!
でも時間が経つうちに花の印象が深く入ってきて・・・これぞまさに「ゲーテ=シュタイナー的自然観察法」。
最初はぼんやりとしていた印象が細部を観ることでより深まっていきます。
そして一晩おいてまたそこから始めるのがこの観察法の醍醐味。2日目の午前は全体に注意を払っての観察、そして午後には観察した花のグループ発表を行いました。発表の仕方は自由です。楽器を使ってもよし、言葉で表してもよし、身体を使って表現してもよし。それぞれが話し合って工夫して発表の内容、方法を考え決めていきます。




丹羽先生からも「格調高い」とお褒め?の言葉をいただくくらい、見応えがありました。
余談ですが。スタッフからのエピソードをふたつ。

今回の講座は前日の花選びからスタートしました。
原種に近い「一重のバラ」を探していたところ、
お花屋さんで花のついた房が多すぎるために剪定されて、
ちょうど捨て去られそうになっていた「バイン(ぶどう)」をスタッフが発見。
今回の植物観察に使いたいと、いただいて講座会場に持ち込みました。
38種のバッチフラワーにも使われている「バイン」。
植物観察会のときには見つけることができなかった小さな「バインの萼(まるで帽子をぬごうとしている仕草に似た状態でついています)」を見つけて大喜び!
というサプライズもありました。

もうひとつは「百合と薔薇」に出てくる 「バラ」の五芒星形の萼片の話に感動したBFRP東海メンバーが
「押し?萼片」を作って参加者にプレゼント!


日常の中に知らない秘密?が開示されているのですね。
丹羽敏雄先生、わくわくする素敵な講座をしていただいてありがとうございました。
きっとまた次回、テーマを変えて講座を開いていただく機会があることと思います。
今から楽しみにしております。
ご参加いただいた皆さまもありがとうございました。
アンケートなどに寄せていただいた声を参考に今後も
参加して良かったと思っていただける講座を企画していきたいと思います。
(text tano & photo つゆ草)